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 Sydneyで行われた第35回ICANNミーティングでRod Beckstrom氏が新CEOとして選出されました。インターネットの設立者、企業の代表者、そして政府の役人を含んだ参加者がRed Beckstrom氏の就任を祝いました。

 Rod Beckstrom氏はICANNの新CEOとしての適格な知識や経験を身に付けていると評価されています。彼はU.S. National Cybersecurity Center (NCSC=米国立サイバーセキュリティセンター)の元所長であり、国際企業のCEO、U.S. National Intelligence(合衆国国家情報局)の長官の元の上級顧問グループの代表者として勤めた経験があり、様々なボランティアやNPOの活動家、そしてトップセラーの作家です。この多様な経験はRod Beckstrom氏のICANNのCEOとしての強みを明確に現しています。

 Electronic Privacy Information Center (EPIC=電子プライバシー情報センター)の代表者Marc Rotenberg氏は、「Rod Beckstrom氏は人間、組織、そしてテクノロジを理解しています。彼は、人をまとめあげる能力があり、世界中の重要なコラボレーションに刺激を与えてきました。彼はICANNの潜在力と課題を把握しています。そして、インターネット市民権を勇気と先見性で支えてきました」と述べています。

 Rod Beckstrom氏によると、「インターネットは世界中のコミュニケーションと商業のあり方を変えました。そして、複数の利害関係者によって支えられた、ボトムアップ団体であるICANNはインターネットの進化に対して中心的な役割を果たしていました。言い換えれば、インターネットが機能していることはICANNがよく機能していることの証明になります」。

 今ドメインネーム業界は巨大なプロジェクトである新gTLDやIDN ccTLDで盛り上がっています。知識と経験を多く持っているだけではなく、市民権のためにも努力している彼はICANN のCEOとしての活躍に対する期待は自ずと大きなものになります。

 ICANNは現在US Department of Commerce(DOC=商務省)との2006年9月に結ばれた新契約を元に運営されていますが、それに対する国際的な批判は激しいです。先月は欧州委員会の情報社会・メディア総局の委員Viviane Reding氏はアメリカ大統領Obama氏に連絡し、ICANNと米国商務省の間の結束を砕かせるように依頼したようです。また、先週は世界のRegional Internet Registries (RIR=地域インターネットレジストリ)はこのディベートにかかわり、インターネットのガバナンスを民営化させるように催促しています。ICANNと米国商務省の間の共同企画契約はJPA=Joint Project Agreementと称され、有効期間は2009年9月30日までです。

 欧州委員会委員Viviane Reding氏はその代わりに12の国家の代表者から成り立つ委員会を作るように断言していますが、ICANNの議長Peter Dengate Thrush氏はこのようなやり方はG12と似すぎて効率が低いと主張しています。つまり、反対の意見が強く表現され続けるにもかかわらず、現時点で一番考えられる方針は上記の契約の更新であり、そして、本契約の今後の見直しは2011年になる見込みです。また、今日以来就任を始めるICANNのCEO、Rod Beckstrom氏もアメリカ人であり、米国の政府とのつながりが強いことは上述の予想を支えています。

リンク:
「ICANNニュース:新CEO」

調査員:Sun Tai Kim

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